「保障は一生涯」の意味~終身払いと終身保障【間違えやすい保険用語】
テレビCMでは
保障は一生涯!
と宣伝していますが、この意味をわたし、知りませんでした。
人生のどこまで保障してもらうか?
「保障は一生涯」という意味はその通り、一生医療保険による保障をしてもらえるということです。ただし注意しなくてはいけないのは、
その保険料を一生払い続ける
ということが前提です。
保険料の支払い方には大きくわけて
終身払いと60歳払い済み
があります。
終身払いとは、一生涯保険料を支払う、という意味です。
60歳払い済みとは保険料を60歳までに全て払い込んで、その後の支払いは無いということです。
ちなみに必ずしも60歳で払い終えるパターンばかりではなく、一時払い(一度にドカンと支払う)や、65歳払い済み、と色々なパターンがあるようです。
定年退職後も保険料を支払う終身払い
CMでは月々〇〇円と宣伝していますがその多くが 一生払い続ける終身払い です。
つまり、
一生涯払い続ける保険料が値上がりしませんよ
ということをアピールしているのです。
月々2000円ちょっとだとしても、年金生活に突入したとき、この金額を永久に支払っていくのが負担になったりしないかなとちと不安・・・
一方で、医療保険が一番必要になりそうなのは(病気になりそうなのは)、定年退職後だよなぁ・・・
払い済みにすると保険料は高くなる
払い済みにすると毎月の保険料は高くなります。
例えばアフラック40歳男性はスタンダードプランで2,656円(一生払う、終身払い)です。 これを60歳払い済みにすると毎月4,736円になります。(ただし60歳までです)
40歳男性が75歳まで生きたとして、総支払額で比べてみます。
終身払いの場合 | 60歳払い済みの場合 | |
一か月の保険料 | 2,656円 | 4,736円 |
一年に支払う保険料 | 31,872円 | 56,832円 |
何年間支払うか? | 20年 | 35年 |
75歳までの総支払額 | 1,115,520円 | 1,136,640円 |
ちょっと微妙なかんじの金額です!
75歳までしか生きないのであれば毎月払ったほうがいいかもしれませんが、これだと 長生きすればするだけ、医療保険の総支払額はあがっていきます。
60歳払い済みだとその後の支払いはないので逆に、長生きすればするほどお得 ということになりますが人生何があるかはわからない。60歳になってすぐ死んじゃったりした場合には、もったいなかった・・・ということになっちゃいます。
支払い方法ひとつとっても結構複雑。
大量に流されるCMでは、耳に心地よく聞こえるように作られています。
あなたの安心のために、と CM していますが、要するに 保険って、保険会社との賭けです。
わたしたちは病気になるほうに賭けていて、保険会社は病気にならないほうに賭けています。
確率でいうと保険会社が勝つ確率のほうが圧倒的に高いです。
・・・な~んちゃって、えらそうなことを語る私ですが、こういうこと FPさんから教えてもらったことをもとにしています。保険シロートだった私は、複数のFPさんと話をしてやっと色々見えてきました。ありがたい話です。
でも、FPさんたちの最終的な目的は保険の販売です。
私たちは、まずは保険の知識を得るとために保険相談サービスを利用するのがいいのかな~と思います。(相談後に加入しなくてもいいのです)
保険の情報、FPさんから聞くのが一番早かったし勉強になりました。
無料の保険相談は、結局のところ乗合代理店だとか、中立なFPなんていないとか、いろんな論調がありますが、保険シロートの私が最も保険の情報を得れたのは、無料相談のかけもち利用でした。
無料相談に、デメリットはなかったなぁと思っています。
※ちなみに私は、保険マンモスから派遣されたFPさんの話が一番しっくりきました。あと保険見直し本舗とみつばち保険ファームにいきました。どちらも勧誘はほとんどゼロなので最新の情報たくさんゲットできました。おすすめです。
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